何をやっても足りないように感じたことってあるかい? どんなに頑張っても誰にも感謝されない。むしろ自分が煙たがられているような気持ちにさえなる。もう最悪だよな。
「俺は必要とされていない」冷たい釘のようにそれは俺の人生のテーマと化して俺の体に深く打ち込まれていた。だって、ボロボロになった俺のおふくろ見ただろ? 親父に出て行かれて、俺も一緒に捨てられた。あのバカヤロー上司にも首切られて。唯一心を許した彼女も、秋の風といっしょに去って行った…それを全部みんなに見られて、俺は恥の塊だった。もうこれ以上耐えられなかったんだ。痛みが俺を内側から引き裂き、自分で自分を拒絶するしかなかった… 暗くて深い心の樹海で。
君も同じように拒絶の痛みを感じたことがあるかもしれない。周囲に受け入れられようと必死に頑張ってきたのかもしれない。死に物狂いで勉強して、流行りの服を着て、みんなの期待に応え続けて… なのに感謝されたことは一度もなかった。価値がある、愛されてるって感じたことは一度もなかった。
きっとあのチャペルの十字架の前に立ったときに俺が気づいたのはそれだったんだ。あの人もみんなに拒絶された。しかも俺のために。それって、つまりなぜか、あの人は俺に価値があるって感じていたってことだろ? 俺の存在を認めてくれた。正直、あの日まで、俺は本当の意味で誰かに受け入れてもらえたって感じたことはなかった。そりゃまぁ、シンはいるけどさ。あいつはマジで頭おかしいし、お互いちょっかい出し合ってるだけだけどさ。でももしかしたら… あいつの優しさとか友情とか、そういうのはあいつが知ってる神様と関係があったのかな。その神様がこの上なく抜群なタイミングであいつを再び俺に会わせた。俺がマジでギリギリだったあの時。あの日シンが現れて俺を無理矢理バイク旅に連れ出さなかったら、俺今頃どうなってたんだろう…って思うと、背筋がゾクっとするんだ。
そこで、俺が君に伝えたいことは、もしかしたら、君も周囲の拒絶に苛まれ、いつになったら自分は認められるのか…って悩んでいるのかもしれない。そして誰かに本当の意味で受け入れてもらいたいって、心の奥底で叫んでいるのかもしれない。もしそうならば、俺みたいに十字架の前に立ってみてくれよ。人生でずっと求めていた何かを見つけられるかもしれない。いや、きっと見つかるさ、俺みたいに。本当の人生の始まりが。
もし君が今、昔の俺のような思いを抱えているのなら、ぜひ俺が見つけたものを君にも見つけてもらいたい。さっきも言ったように、俺にはまだうまく説明できないけど、それができる人を知ってるんだ。君がもっと知りたければ、チャペルの牧師、アンディー先生が教えてくれる。大丈夫、彼は牧師先生だけど、かなりイケてる奴だよ!(笑)俺に負けないくらい漫画好きだしさ。
下のボタンをクリックしてみてくれよ。もしかしたら、君がずっと求めていた温かい故郷への扉が開かれるかもしれない…